はい、ということで今日は話題の芸術漫画『ブルーピリオド』について語っていきたいと思います。
突然ですが、みなさんは何のために生きているのでしょうか?
愛する家族と幸せに暮らすため、おっきな夢を叶えるため、美味しいケーキを食べるため、生きる理由なんかない!
色々な意見があるかと思います。
日本で生きていく上でこの「何のために生きていくか」を考える時間が最も多いのが高校3年生の時期だと思います(もっと早くに出来ている方ももちろんいるとは思いますが…)
就職する?専門学校?大学?留学?起業?いや何もしたくない!
数ある選択肢の中から何を選ぶのか? この段階で選べるひとはそう多くはありません。
『ブルーピリオド』の主人公:矢口八虎もまだ明確な選択肢を持てていない一人でした。。
しかしとある日一枚の絵に目を奪われ『絵』の世界へ没入していくことになりマス
この『ブルーピリオド』はそんな八虎が美大の中でも最も競争率が高い東京藝術大学に挑戦する物語です。
目次
『ブルーピリオド』の魅力
『ブルーピリオド』魅力その1:主人公:矢口八虎への共感
「本当にやりたいことがある」がある人ってなかなかいないよなぁ~ってこの頃良く思います。
実際、そうです。みんな「特にやることがないからしよう」とか「得意だからしよう」とか普通だと思います。
八虎もそう(人生楽にするために大して好きでもない勉強はしとこう、母親の機嫌伺っとこう…)でした。一巻序盤で「やりたいこと」を見つけやがりますが笑
➡ まずここで「そうだよな」「分かる!」って共感を奪われます。同じような人がいると何故か嬉しいものですよね…
でも「やりたいことがある」存在が稀有だからこそ、そういう人を見てるのは楽しいです。昔は違った場合はなおさら。
特に八虎は謙虚で何処か大人びてる「優等生」って感じのキャラなので「そういう人でもそういうことあるんだ!」と魅力的に感じました。
また『絵』は優等生というより個性に重きがあります。
そこで壁にぶつかる八虎は見ててすっごい楽しいです!!
『ブルーピリオド』魅力その②:難しいけど分かりやすい漫画
高校三年生に初めて本格的に『絵』を始めたやつが最高峰の東京藝術大学を受験するなんてまあありえないことですよね。
八虎の性格や努力もあって驚くほど順調に成長していくのですが、その成長過程を書くのがとても上手しです!
「与えられた課題や迫り来る壁に対して、八虎がどう考え、解釈して、また表現するかが丁寧に書かれてあること」
「適度に『絵」とはなんぞたるや?がちりばめられていて読者への気遣いが感じられること」
一気に成長してドッカーーーーーン受験行くで~って感じではなくて、
一気には成長するけどなんで成長したのか?どう課題をクリアしていったのかが分かりやすいのです。
『ブルーピリオド』魅力その③:やはり絵が良い
まず何といっても表紙。現在発売されている1~6巻までは登場キャラひとりが描かれていて、存在感抜群です!
ご認識の通り、この子が最初に紹介した八虎です!
もちろん作中にもありとあらゆるジャンルの絵が登場します。そのどれもが個性的で色がないにも関わらず、ほんとに色が浮かんでくるような何かを訴えてくる絵ばかりです。
ブルーピリオド魅力その④:一癖あるキャラが多すぎる
個性爆発ってキャラが多すぎてとても見ていて楽しいです。
どのキャラもそれぞれの個性・才能が全く違っていて面白いです。それぞれのキャラのマイナス部分とプラス部分を言語がして伝えてくれるので、なんとなくじゃなしにそのキャラについて知れた感じがしました。
個人的に好きなキャラは2人の先生
- 美術部のおばあちゃん先生
- 体と声がでかい予備校の先生
『ブルーピリオド』を見るうえで欠かせないキャラだと思います。漫画の中なのに言霊がすごい!響いてきます!!
最後に
いま最もアツい芸術漫画『ブルーピリオド』について書いてきましたがいかがでしたでしょうか?
作品の内容には軽く触れた程度で全然伝わってないと思いますが、『ブルーピリオド』を読むと、心からなにかアツいものが湧きたっています。
それだけ目標に向かって何かに勤しむってすごいカッコいいことです。
そのアツい部分を是非皆さんにも感じていただければと思います。最後までお読みいただきありがとうございました!
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