人と人との駆け引きを描くのが上手い漫画家「山口ミコト」さんの作品をピックアップ!|おすすめ漫画紹介

 

今回は漫画家「山口ミコト」さんが描く作品の良さを語る回です(`・ω・´)ゞ

早速僕が思う良さを語りたいと思います。ひとまず自分が読んだものを紹介します。。

 

作品の良さ|山口ミコト

 

人のゲスい部分の描き方

山口ミコトさんは人の裏の顔を描くのがとても上手いです。

その一面を見せたら明らかに引くようなヤバイ顔+化け物のみたいな言動で読者をビビらせます。それも、普段大人しめな人をメインキャラに描かれていることが多いのでギャップが凄まじい。

普段は冷静 → 怒ったら見境ない

が丁度いい頻度で描写されるので、読者側からすると「えっ!?」「えっ!?」とツッコむ回数が多く、飽きが来ません( `ー´)ノ

またゲスいのあまり好きじゃないという方でも安心です!

基本的に自分の為にゲスくなることは少なく、相手側から何か被害を被ったり、仲間を守るためにゲスくなるので嫌な感じは全くしません。爽快感さえあります(`・ω・´)ゞ

 

読み返したくなる漫画が多い

問題→解決

と言った流れで構成されている作品が多く、一度読むだけで理解するのは難しい部分が割とあるので何度でも読み返したくなります。

また言葉・行動の伏線というか、前置きが多めで論理的な物語が展開されることが多いです。

なので、謎解きだったり、デスゲーム系の漫画が好きな方は山口ミコト作品によくハマると思います。

 

裏切りが多い

基本構成は裏切りと言って良い程「人と人との駆け引き」をメインに描かれていることが多いです。作中のキャラクターたちも基本裏切り、裏切られが多いですが、読者も同様です。

より多くの作品を読んでいる方なんかは物語の展開をなんとなく予想できるようになっている方もいるかと思います。

しかし、山口ミコト作品は中々予想が当たりません。(筆者調べ)

二転三転、いや四転くらいすることが多くいい意味で沢山予想を裏切ってくれます。デスゲーム系の漫画は似たり寄ったりすることが多いですが、山口ミコトさんの作品は安定して楽しめている気がします( `ー´)ノ

 

作品紹介|山口ミコト

 

死神様に最期の願いを

出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊ガンガンJOKER
レーベル ガンガンコミックスJOKER
巻数 全4巻

両親と妹を殺したとされている少年Aの前に死神として現れた死んだはずの妹。死神は人間が死ぬ前に「最期の願い」という所謂一生のお願いのようなものを聞くことができる。少年Aの最後の願いとは?少年Aは何故死ぬのか?何故少年Aは家族を殺したのか…それとも?

この作品は目的(=一家殺人事件の真相に辿り着くこと)がしっかりしているので、読みやすい作品です。

その真相に辿り着くためにタイトルにもある「最期の願い」というのが関わってきます。この最期の願いというものは一体どんなものなのかを複数のエピソードに沿って説明されていきます。読者も主人公と一緒に与えられるヒントで事件解決するイメージ。

主人公の目的を達成するために手段を選ばない感じがスリルがあって楽しく、加えてそれを理詰めで行っていくスタイルなので無理矢理感がないです。思わず「こいつやってんねぇ」と声を挙げることが多々ありました(`・ω・´)ゞ 途中で打ち切りになってしまいましたが、エピソードひとつひとつ読み応えあります!

 

死神様に最期の願いを RE

出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊ガンガンJOKER
レーベル ガンガンコミックスJOKER
作画 古代甲
巻数 全5巻

死神様に最期の願いをのリメイク版!

打ち切りとなった前作で描かれなかった物語の真相が明らかになります。序盤は前作をアーカイブ・一部改変した形になっています。作画も万人受けする様な感じにパワーアップしています( `ー´)ノ

正直ラストは尻つぼみ感がありましたが、続きが気になっていたので読んでよかった。面白かった!!!

原作と作画がマッチしている感はありましたが、個人的には前作の方の画が好きだったので両方読む事をおすすめしますぜ~

 

トモダチゲーム

出版社 講談社
掲載誌 別冊少年マガジン
レーベル 講談社コミックスマガジン
作画 砂藤友生
巻数 既18巻
金より友達が大事と信じていた主人公が謎のゲームに巻き込まれて、友達に裏切られまくる漫画。ただ、友達が大事だと言っていた主人公も実はヤバい過去を持っていて敵に回したら誰よりも怖い人間。
 

山口ミコト作品の中でもトップクラスに人気がある作品だと思います。映画化もされていて認知度も高く、18巻まで出版されているが安定して面白いデスゲームチックな漫画。

トモダチゲームの魅力は何よりもそのゲームの面白さだと思います。協力したら簡単に攻略できるようなゲームを人の醜い部分が出るような設定にして、怖すぎるゲームに… やっぱり醜い顔を描くのがとても上手くて、めっちゃ醜い奴が目立つような描写が多いです(`・ω・´)ゞ

主人公もTHE主人公って感じのキャラクターではないですが、ONとOFFのギャップが怖くて、駆け引きも強いので、醜いゲームになればなるほどその存在感が際立ちます。。

 

タマロワ 〜100%金目当て 資産35億のイケメンを巡る訳アリ女達の玉の輿バトルロワイヤル〜

出版社 講談社
掲載誌 コミックDAYS
レーベル コミックDAYS
作画 まりお
巻数 既5巻

バチェラーをちょっとエロくしたような漫画。見た感じハーレム系漫画なんですが、実際は本格的なサスペンス&ミステリー漫画でかなり面白くなっていきます。設定としてはその名の通り女性たちが金持ちイケメンと結婚するためにサバイバルゲームの様なものに挑みます。

しかし、この応募をしてきた女性たちが最悪。ほぼヤバイ奴しかいません。。結婚するためのストーリーのはずがいつしか犯罪者を探すサスペンスものに。訳は分かりませんが、推理物として楽しめる気がします笑

散りばめられた要素が独特すぎて、考察しようにもなかなか難しい漫画です。イケメン金持ちと結婚するために蹴落としていくわけですが、そのイケメン男性の影が一番薄くなるほど女性が個性的なので面白いです(`・ω・´)ゞ 山口ミコト作品の中では女性が主役の珍しい作品ですが、女性の嫌なところを描くのもすごい上手だなと感じました。

 

DEAD Tube

出版社 秋田書店
掲載誌 チャンピオンRED
レーベル チャンピオンREDコミックス
作画 北河トウタ
巻数 既17巻

今話題のyoutuberなど動画投稿者をテーマにしたような漫画。ですが、倫理観は全くなく何でも投稿していい(基本エログロ)DEAD Tubeなるモノに投稿して視聴者数を稼ぐような内容です。

基本過激さを売りにしている漫画で明らかに人を選びそうな内容の作品です。設定こそ面白いですが、筆者によるとストーリーはそんなに面白くありません。なので、読み返したくなるような漫画ではなく、一時の刺激を楽しむような漫画なのかな~と思います( `ー´)ノ

 

ゲーム オブ ファミリア-家族戦記-

出版社 KADOKAWA
掲載誌 ドラゴンコミックスエイジ
レーベル ドラゴンコミックスエイジ
作画 D.P
巻数 既7巻

山口ミコト作品の異世界物。平凡な主人公が異世界で活躍するよくあるような設定の漫画。上で挙げた山口ミコト作品の良さと異世界物の良さを両方取りしようとして、あまり上手く行かなかったパターンの漫画だと思います。エロいです。

ただ異世界物の中では割と一線を画すような感じなのかなと思います。主人公は暗躍を意識していて、かっこいいと思う部分もあります。

う~ん、元々主人公がツヨツヨ系ありきのジャンルに山口ミコトさんが描く主人公像があまり合わなかったのかもしれません。

 

 

最後に

 

気ままに山口ミコトさん作品について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

ひとつでも好きな作品があれば、他の作品も似た風味を感じれる特徴的な作品が多いと思うので、試しに読んでみてください!

山口ミコト作品の良さが伝わっていれば幸いです。 最後までお読みいただきありがとうございました(`・ω・´)ゞ

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