僕のヒーローアカデミアでも30巻まで発行され、いよいよ最終章が始まりました。
ということで今回はヒロアカの謎や伏線などまだ明かされていない部分を中心に考察・まとめていこうの回です。
自称ヒロアカマニアですが、見落とし等もあると思うので、暖かい目でご覧ください。
(2021年5月辺りまでに既出の描写より考察していきたいと思いますので、ネタバレにはご注意ください。)
目次
其の壱:オールマイトの個性の謎
これはシンプルな疑問です。筆者は思いました。
オールマイトってワン・フォー・オール継承できてなくない!?
ワン・フォー・オールの個性をおさらい
自身がストックした力を次の世代へ継承し、更にその人間が力をストックしてまた次の世代へその力を譲渡する個性
緑谷出久が45%までワン・フォー・オールの力を引き出せるようになった時点で、歴代継承者たちとの邂逅、密会なるものを数度経験しております。(雄英体育祭・A組VSB組の合同戦闘訓練前 etc…)
おかしくないですか???
緑谷が今扱っている力を100%まで扱えるはずのオールマイトが、ワン・フォー・オールなるモノの力を少したりとも使えてない訳です。
そこで筆者が考えた結論はこうです
ワン・フォー・オールって無個性の人じゃないと、歴代継承者の能力は使えないんじゃないの?
イメージとしてはこんな感じ。(ココは僕のヒーローアカデミア304話に詳しく記載されていたのでジャンプ本誌またはコミック31巻か32巻くらいを読んでみてください。)
ワン・フォー・オールの個性を継承していっているが、使うまでには至っておらずストックのみしている説。
自分の元々持っている個性が占有していて、ワン・フォー・オールの個性を持っているが形としては現れていないのかなと思っています。
(実際に過去の継承者たちが自分以外の継承者の個性を使っているシーンは見たことありません。)
しかし、この部分に関しては「まだ描かれていないだけ」が正しそうなので、正直何とも言えません笑
本題に戻りましょう。
では自称無個性のオールマイトさんは何で歴代継承者の個性をワン・フォー・オールの個性として使えてないのか?
答えはシンプルにこうじゃないでしょうか。
オールマイトは無個性じゃない!!! のか?
単純にパワー系の個性を持っていたが正解なのかなと勝手に思っています。現に緑谷が数か月修行しただけで、体は出来てないにしても超パワーを出せているのが不思議です。
その理由を考えてみると素直に超パワーの個性もワン・フォー・オール継承時にオールマイトから受け継いだんじゃないでしょうか。
304話を読んで更に良く分からなくなってしまいました。結果、オールマイトは無個性っぽいです。
思考を更新して、オールマイトはワン・フォー・オールの器として継承した後に個性が発現した線を追っています笑 (ワン・フォー・オールの継承者たちの個性を発現させる前に自分の個性が発現した)
其の弐:爆豪勝己のヒーロー名
僕のヒーローアカデミア6巻「名前をつけてみようの会」でふざけたヒーロー名を提出し、A組の中で唯一ヒーロー名が決まっていなかった爆豪勝己。
小さな伏線として25巻でこんなシーンがありました。
それぞれ雄英生はインターンへ行くことになり、爆豪のインターン先について話題が上ります。
爆豪は「決めてねェ」と返答し、職場体験の頃のベストジーニストとの会話を思い出しました。
ベストジーニスト「名は願い 己がどう在りたいか在るべきか 君はまだ世界を見ようとしてない」
ベストジーニスト「2年になり仮免を取得したらまたおいで その時 再び名を訊こう」
と、、
そして続く26巻で爆豪はヒーロー名について決まってはいるものの、先に教える奴がいるということを明かします。
いや~アツい。他人対して割とドライな爆豪が師匠的存在のベストジーニストにそんな感情を持っているとは… 人間味あって良き!!!
行方不明説や死亡説が立っていたベストジーニストですが、30巻にてようやく爆豪との再会シーンが…!
読者はみなこの時を待ち望んていたでしょう!どんなかっこいいヒーローネームがつけられているのか…
爆豪のヒーローネームは
大・爆・殺・神ダイナマイトというヒーロー名に決まったということでした。
VS超常開放戦線で重いシーンの連続だったので、正直笑っちゃいました。でも爆豪らしく、ベストジーニストとの関係も昔のままって感じで良かったです。(ベストジーニストの爆豪の認識が「小学生か?」から「小二か?」に更新されていたので、少しは進化?いや退化か笑 したみたいですね…)
其の参:緑谷出久の父親
海外赴任中で消息不明な出久の父親ですが、個人的には登場しそうだなと思っています。
理由は
- 出久の父親の名前が「久」である
- 海外展開を示唆している
まず1つ目の理由について説明すると、出久の父親の名前は緑谷久です。
対して母親の名前は緑谷引子。となると、緑谷の名前は父親から来ていると考えられます。また、久=9(ワン・フォー・オール9代目継承者)と連想され、意図的に9が入る名前を主人公にしたと考えられると思います。
そうした場合、緑谷の母親と父親をキャラクターとして作成した時にどちらのキャラクターが先に誕生したのでしょう。思考的に主人公→主人公を固める人物を作るのが自然ではないでしょうか。
仮にそのように考えた場合、先に父母で先に誕生したのは父となります。そのルーツをストーリーに入れないことがあるか??と考えた時に自分だったら入れるかなと思いました。
また少し別角度から見ると、登場している父親に爆豪・耳郎・轟家があります。同じく一人っ子であろう爆豪家・耳郎家の命名規則は父母からそれぞれ一文字がとって息子・娘の名前が出来ています。サンプルが2つの家しかないので微妙ですが、なぜ緑谷家は父親の名前からのみ取っているのでしょうか?
考えたくはないですが、引子さんが育ての親だったりもするのではないでしょうか?(考えすぎ…)
海外展開についてはVS超常開放戦線以降の描写で海外ヒーローの影が描かれています。
其の肆:緑谷少年ノートの記述
ワン・フォー・オールの継承者についてオールマイトが調べたことが書いてある緑谷少年ノート。
僕のヒーローアカデミアで爆豪がオールマイトこんな疑問を残しています。
爆豪「継承者のノート 四代目の記述だけ半端に終わってる」
爆豪「五・六・七は死因までキッチリ書いてあるのに何で?」
この疑問は僕のヒーローアカデミア304話で解決されました。
答えをまとめるとこんな感じ
- 死因は老衰
- 四代目のワン・フォー・オール保持期間はオールマイトに次いで多い
- 元々個性が入っている器ではワン・フォー・オールを余すことなく享受できず、力が溢れてしまっていた
ワン・フォー・オールの大きな謎が明かされたシーンでした。オールマイトが継承した段階では歴代の個性は発現していなかったので、オールマイトが老衰することはありませんでした。
しかし、緑谷が持つワン・フォー・オールは現在発現している状態なので、緑谷の寿命は短そう…
う~ん、
やっぱりなぜ無個性とされているオールマイトが歴代継承者の個性を発現させることができなかったのか?
反対に緑谷が歴代の個性を使えるようになったトリガーは何なのか?
は気になる所ですね。心操くんが超キーマンだったのかな… 疑問は残ります。。
其の伍:イレイザーヘッドの除籍数
僕のヒーローアカデミア1巻のシーンに通算除籍指導数154回と教員名簿に記載されていました。
最初はちょっと怖い先生感漂っていましたが、ストーリーが進むに連れて
「えっ本当にイレイザーヘッドこんなに除籍したの!?」
と、思った読者も少なくないはず。こんな生徒思いのいい先生が簡単に見放すのか疑問でした。
そしてその答えは僕のヒーローアカデミア26巻に記載されていました。
去年除籍された生徒たちが復籍していたことが分かります。(なんと、注意感覚でしていた…笑)
本人はこう語ります。
イレイザーヘッド「自己犠牲と命を捨てることをは同義じゃない 履き違えた若者に望み通り一度”死”を与えます」
イレイザーヘッド「その上で更なる向上に努めさせる」
自分の辛い過去があったからこその指導法で、生徒たちと接していたことが分かりました。
其の陸:緑谷世代の一個上
其の伍にある様にイレイザーヘッドは緑谷の1個上の代を受け持った時に除籍&復籍しています。
その秘密が明かされたシーンで博多弁の美女が登場しています。
そのキャラクターたちの今後の出番について26巻で「ありますよ!!!」と堀越先生が公言されています。
割とシリアスな展開に、ストーリーの規模が大きくなってきたヒロアカでどのように登場するのかは、今後注目するポイントだと思います。
恐らく雄英体育祭など学校行事を行えるムードではないと思うので、イレイザーヘッド×白雲朧関連で登場するのが自然なのかなって思います。
其の漆:荼毘の謎
ヴィラン連合の中の中でも素性が特に謎に包まれていた荼毘。
僕のヒーローアカデミア30巻にて荼毘は自分がエンデヴァー家の長男「轟燈矢」であることを明かしました。瀬古杜岳で死んだとされていた燈矢は何らかの理由で生き延び荼毘として生きていました。
荼毘の出生については少し説明がありましたが、公に死亡とされた後、どのように過ごしていたのか?などまだ詳細な過去は明らかになっていません。
21巻でミルコのことをあたかも知り合いの様に「氏子さん」と言っていたのがすごい気になっています。う~ん、白くなった髪が黒くなっているのも気になるし… 二重人格説とかないですかね…笑
兎にも角にもエンデヴァー一家の炎司・焦凍は荼毘を俺たちが止めるという風に明言しているので、今後この描写がされることは間違いないと思います。
其の捌:ステインの行方
オール・フォー・ワン、死柄木弔によってタルタロスより放たれたヴィラン達。
その中でも最も今後が気になるのはステインでしょう。で古道具・骨董品店から刀を持ち出す様子が描写されています。
一体、誰と戦うのでしょうか?
今更、ステイン程の強キャラがモブキャラを狩る様子が描写されるのは考えにくい…
ステインの信念は
「ヒーローが本来の意味を失い偽物がは蔓延る社会、徒らに力を振りまく犯罪者を粛清したい。今を壊したい」
というもの。死柄木ら超常開放戦線との戦闘によって、ヒーローは淘汰され偽物はいなくなったと感じます。
この信念を元に考えるとステインが今後戦うとしたら、ヒーロー側よりヴィラン側になるのかなと思いました。そうした場合にステインの対戦相手として筆頭に上がるのは死柄木弔でしょう。
6巻でステインは死柄木弔に対してこうも発言しています。
ステイン「お前がどう芽吹いていくのか…始末するのはそれを見届けてからでも遅くはないかもな」
客観視点、死柄木はもう芽吹いていますよね…!
つまりはそういうことなのかって個人的に思っています。
其の玖:雄英生たちの日常
まずはキャラクターたちの関係性から。
元々はヒーローを目指す高校生のお話ですから恋愛模様も気になる所です。
ただシリアスな展開にはなってきたので、今後描写で絡みがあるとしたら以下のキャラクターくらいかなと思います。
- 緑谷出久×麗日お茶子
- 八百万百×轟焦凍
- 上鳴電気×耳郎響香
と言っても微笑ましいシーンが描写されるのは追いにくいので、共闘するくらいな感じだと思います。
特に麗日や八百万はそれぞれ緑谷・轟の秘密を知った訳なので、それを知った上でどう動くのかは見ものだと思います。
もう一つ気になるのは心操人使がA組orB組どちらに編入するか?
学園でのシーンが今後描かれるとはなかなか考えにくいですが、入るとしたらA組なのかなと思いました。
理由は、
①緑谷がヒーローアカデミアを去った
→緑谷がヒーローアカデミアを去ったことにより、シンプルに枠が開いているのでバランスを考えるとA(僕のヒーローアカデミア306話)
②心操人使のキャラクター人気
→心操人使はキャラクター人気投票でも毎回ベスト30くらいには入る人気のキャラクターです。人気なキャラは多く使いたいが、自然な考え方なのかなと思います。
です。
其の拾:雄英高校の内通者説
ヒロアカの謎で一番注目されているのはこれだと思います。雄英高校の内通者説。
結論を先に言うと、内通者はいないと思っています。
理由は消去法していくと該当者がいなくなってしまったからです。
Point 1 【ヴィランがなぜか知っていた情報】
- USJでの授業カリキュラムについて
- 林間合宿について
- 爆豪奪還作戦について
Point 2 【犯人像】
- USJでの授業カリキュラムについて
→授業があることは知っていたが、生徒たちの個性は知らなかった。
→救助訓練以前に個性把握テストを行っていたA組のメンバーは非該当。B組と教師陣はグレーで△と言ったところ。(B組は一緒に雄英入試を受けているはずだし、教師陣が生徒たちの情報を入手できないことなんてあるのか… と言ったところ)
⇒この時点で既に犯人に当たりそうな人物が見当たらない…
- 林間合宿について
→プレゼント・マイクによると「教師陣と合宿のサポートメンバーであるプッシーキャッツ以外は行き先を知らなかった」とのこと。
→プッシーキャッツはUSJ事件には関われない。
→教師陣は可能。生徒たちは目的地に行った段階で通信機で連絡を取れるので、実質可能。
→林間合宿のヴィラン襲撃で重傷を負った生徒たちは結構いる。自らの身を危険に晒すようなことするのか疑問である。ただ自分が安全圏である教師陣の近くにあえていた場合は納得。
⇒林間合宿については教師陣・一部の雄英生に可能性あり
- 爆豪奪還作戦について
→林間合宿から爆豪救出作戦までの時間は2日程度
→生徒40名のうち重体にも重軽傷者の枠にも入らず無傷だった生徒の数は13名のみ
→生徒たちは知り得ない情報っぽい
⇒教師陣には犯行の可能性あり
⇩イメージはこんな感じ⇩
USJ | 林間合宿 | 爆豪奪還 | |
教師陣 | △ | 〇 | 〇 |
雄英生 | △ | △ | × |
警察その他 | × | × | 〇 |
う~ん、USJがネックでやっぱり内通者いる説は追いにくいんですよね。
あるとしたらこんなパターンかなって思っています。
- USJ段階では内通者側もヴィラン側をそれほど信用していなかった。
- 内通者がかなりの天然で知らぬ間に情報を搾取されていた。
- 内通者は複数人いて、それぞれの情報連携は別の人間が行っている。
しかし、ここまで引っ張ってることを考えると内通者はいないんじゃないでしょうかね…w
最後までお読みいただきありがとうございました!
まだまだたくさんの謎・伏線があると思いますので、また書きたいなって思います。