【Comic Diary No.14】犯人に恋をして事件解決?という設定の作りこみが非常に良い漫画「アイテルシー」|評価&感想

 

今日は

アイテルシー -i tell c-

について書いていきます。

 

アイテルシーのあらすじ

 

「アイテルシー」がどんな漫画か、さわりの部分のみ紹介します!

主人公・警察の相生りさ『明珍市少女誘拐事件』の被害者で、誘拐されているのにも関わらず、誘拐犯を愛してしまいました。それ以降相生は犯罪者という理由だけで犯人を愛するようになります。(面白い設定笑) 

犯人を愛することによって、徹底的なまでに相手の行動や思考、好みなどをストーキングし完全な理詰めで犯人を追い詰めていきます。

(相生は事件の犯人のことを白馬の犯人と呼んでいます…!)

ちなみに相生は犯人を逮捕する気はないが、警察上層部は「どうせ犯人は相生と逃げようとしない」とそれを認めています。

新米警察官の二月左近「なぜ犯人を好きになるのですか…?」と聞くと、

相生は「私は犯罪者を愛してあげたいのです。彼等の罪の十字架に押しつぶされてしまう前に」と答えます。

その話を認められない左近と相生のニューコンビが事件に立ち向かう二人の刑事のお話です。

 

アイテルシーの評価・感想

 

個人の評価に基づくので、ああそう思ったんだなくらいで流してください!!

アイテルシーの良いところ、それは何と言っても「設定の独特さ」です。

ただの刑事系の漫画ではなく、

刑事が犯人を好きになる

という大胆な設定が魅力的な作品です。

「それはちょっと違和感ないか?」と読み始める前は思っていましたが、主人公・相生の特徴的な作画本当に犯人を愛しているんだなと読者に思わせるような言葉回しが秀逸で、どこに突っかかることも無く読み進めることができました。

この相生が犯人を好きになるというきっかけ

『明珍市少女誘拐事件』で誘拐犯を愛してしまい、その後犯人に感情移入をするようになったこと

が1話の段階で描写されていたので、今後どのように物語が展開していくのか予想することができました。(しかしこの予想は6話を読んだ段階で裏切られました。。)

ちなみに筆者が思っていた予想は、

「刑事が犯人を好きになる」という設定はストーリーの肝となる部分だから、序盤は小事件を積み重ねてちょっとずつ真相に近づいていく感じなのかな

というものです。どのように裏切られたかは秘密にしておきます。

 

少なからず、推理要素(勝手に相生が推理して解決していくだけですが…)があるので、頭で何か考える事が好きな人は楽しめる漫画です。

  • こういう証拠があって…
  • こういう犯人の行動で…
  • こういう犯人の思考で…

の様な事がストーキングしている相生を介して読者に開示されている感じです。

面白さとしてはドカンと来る感じは今のところ少ないですが、安定して3割打てる様な感じです。刑事物語である以上、その事件によって面白差は変わるかもしれませんが、そのブレが少ないように思います。絵も普通に上手いです!

 

アイテルシー作者「稲岡和佐」の他作品

 

★キミを侵略せよ!

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最後に

 

『アイテルシー』について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。ジャンプでは珍しい刑事物の漫画で、設定もかなりユニークです。終着点が1話~3話あたりで開示されていたので、そこに向かってどのような物語が展開されていくのか非常に楽しみな作品です。事件の内容もあっけらかんとしてはしまいますが、面白いです。

是非気になった方はアイテルシー読んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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