今日は
ジャンケットバンク
について書いていきます。
ジャンケットバンクの作品情報
作品情報 | |
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作者 | 田中一行 |
出版社 | 集英社 |
レーベル | 週刊ヤングジャンプ |
ジャンル | 心理戦/バトル/裏社会/ギャンブル |
巻数 | 2巻(2021/4/9現在) |
ジャンケットバンクのあらすじ
カラス銀行中央支店、どこにでもある平凡な銀行。
そこに勤務する新人銀行員・御手洗暉(ミタライアキラ)はある日特別業務部という聞き覚えのない部署の上司・宇佐美銭丸(ウサミゼニマル)に連れられ、銀行の地下へ足を踏み入れる。
そこには銀行が経営する“賭場”があった。謎のギャンブラー・真経津晨(マフツシン)の戦いに目を奪われた御手洗は血沸く闘いが忘れられず…!?
銀行員×ギャンブラー 新時代のギャンブルバトル開幕!!
ジャンケットバンクの評価・感想
面白さ・ストーリー・ユニークさ・絵・読みやすさの5つの要素に分けて漫画「ジャンケットバンク」の魅力を語ります。
個人の評価に基づくので、ああそう思ったんだなくらいで流してください!ネタバレ注意です…!
面白さ 91点
ジャンケットバンクの個人的に面白いと思っているところは、
- シンプルなゲーム作りなのに読者も騙される!
- シンプルな騙し合いが面白い
- 狂っている人間が多い(キャラクターの危うさが半端ない)
です。
現実世界とはかけ離れた裏社会の設定でその世界観が途轍もなく惹きつけられます。
銀行とはかけ離れたギャンブルというジャンルなのに、「えっ現実でも実はあるんじゃね」と思わせるほどリアリティーがあります。
またギャンブルのゲームも面白いです。シンプルなゲームが多くて、ゲームの設定に凝るというより、キャラクターの思考に凝っている印象で相手の弱みを握ろうとする心理戦はとても高度です。
更に狂っている人間が多いのもジャンケットバンクの魅力だと思います。最初この人は「ライアーゲーム」で言うところの神崎にあたる人かなって思っていた人が徐々にギャンブラーたちに感化され、狂い始めたりしていて、登場人物の8割は狂っています。想像を超えるぶっ飛び具合がたまらないです。
ストーリー 82点
ジャンケットバンクのストーリーは基本的に、
敵(レベル1)とのギャンブル ⇒ 敵(レベル2)とのギャンブル ⇒ 敵(レベル3)とギャンブル
といった様に次々と主人公・真経津に新たな敵がやって来てギャンブルをしていく形です。
プラスαでジャンケットバンクのナレーター的存在で、もう一人の主人公の銀行員・御手洗が関わり、化学反応を起こしていきます。
現在発刊されている2巻までは、基本的に1対1のギャンブルで、テンポ感が抜群です。1巻辺り1~1.5ゲームくらいで今のところ進んでいるので、短めのエピソードが連なっていく感じですかね。
まだ連載開始から間もないので、キャラクターの過去・経歴が不明瞭であったり、多数の人間が関わるゲームが無かったりとまだまだ人気が伸びる要素が多い作品だと思います。
ユニークさ 80点
ギャンブラー×銀行員というところでのユニークさはあります。一見似た要素は微塵も感じない両者ですが、膨大なお金を扱う点は唯一と言ってもいい共通点でそこに着目したのは面白いなと思いました。
また、銀行員がギャンブラーを管理する存在という設定で
「どうやってギャンブラーを管理するのか?」
「そもそもギャンブラーを管理なんて出来るのか?」
などユニークさがあるが故の疑問もかなり出てきて面白いです。
絵 55点
絵は特徴的です。好き嫌いが分かれる画風かと思います。
ただ、心理戦をしている時の人の表情は異質な感じでストーリーと抜群にかみ合っている気がします。
読みやすさ 71点
シンプルなゲームが多いですが、思考は複雑なのでスラスラ読める感じではないです。
しかし、読めば読む程面白くなる系の漫画だと思います。
最後に
『ジャンケットバンク』について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。
少しまとめると、心理戦・頭脳戦系の漫画が好きな方は絶対ハマると思います。強烈なキャラクター設定・魅力的なギャンブルゲーム・銀行員×ギャンブラーという正反対の人種の絡みと面白くなる要素がこれでもかと思うくらい詰め込まれています。
まだ2巻で巻数も少ないので読み始めるにはとても良い漫画だと思います。
是非気になった方はジャンケットバンクを読んでみてください。
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