今回はアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」4~6話の感想を書いていきたいと思います。
目次
#4 ブタ野郎には明日がない
milacle point (個人的に好きだった度合い) : 87/100
milacle review (無理やり一言でレビュー) : 思春期症候群をネタにしたおもしろい話の宝庫。
あらすじ
事態が収束し、平穏な日常を取り戻したように見えたが、今度は咲太に異変が!
一日がループして明日を迎え入れられなくなってしまう。
自分が思春期症候群じゃないと分かった咲太は犯人を探し出すことに。
そこで6月27日を3度ループしているうちに、異なる行動をしている古賀を発見した。
はたして古賀の悩み事は!?
感想+etc
咲太があまりにもついてなくて面白い。
4話ではラプラスの悪魔(古賀)のせいで、6月27日を3度ループした。その間に咲太は麻衣に3度の告白を試みた。
・1回目:愛の告白に「ときめかない」と返されるも、華麗な切り替えしで告白成功。(イチャイチャがすごいw)
・2回目:愛の告白にまたもや「ときめかない」と返されたが、「次の恋を探します」という麻衣の性格を分かりきった華麗な返球で告白成功(策士すぎる。強すぎる。)
しかし2度繰り返しても明日が来ない!麻衣さんと付き合うことができないと双葉に相談をする。
双葉が言うには、「過去に戻る」という考えはなかなか大変なこと←その「過去」も「過去」から見た「未来」と言い表せるから。 ラプラスの悪魔の存在を示唆。
・3回目:ラプラスの悪魔・古賀を見つけ出すも、古賀との決して見られてはいけないシーンを見られ、告白に至らず
「またやり直せるからいっか!」と高をくくっていた咲太だったがあえなく撃沈。(6月28日の登場)
告白に成功したループ1・2度目に来なかった6月28日が、よりにもよって告白できなかった3度目に来てしまうというついてなさがはたから見ていて面白い。(主人公のそれですねw)
やはり双葉は先生を超えている。
今回も双葉の頭の良さが凄かった。
普通、唐突に「双葉!明日が来ない。助けてくれ!」と言われて、すぐ返答できますか?と。
出来ちゃうんです。一介の高校生が「ラプラスの悪魔」なんて知ってますか。その知識量に脱帽です。(筆者は、最近「ラプラスの魔女」っていう映画を見ていたので、この言葉が出てきたとき、なぜかわからないけど嬉しかったです。はい)
4話では双葉の部屋が出てきたんですけど、ものすごい本の量でした。淡々と咲太に話し、助けを出せるのも、勉強のたまものですね。
咲太は確かに行動力があって愛らしい魅力的な人物ですが、双葉がいなかったら、全く成り立ちませんね。(すぐ、助けを求めることができる咲太を褒めています☺)
MEMO
ラプラスの悪魔
「ある時点において作用している全ての力学的・物理的な状態を完全に把握・解析する能力を持つがゆえに、宇宙の全運動(未来を含む)までも確定的に知りえる」という超人間的知性をもつもの。 (wikipediaより)
#5 ありったけの嘘を君に
milacle point (個人的に好きだった度合い) : 73/100
milacle review (無理やり一言でレビュー) : それぞれの個性が光った1話。
あらすじ
鬼門の3回ループを突破し、古賀と恋人のふりをすることになった咲太。
麻衣はそんな咲太に疑問を抱えていたが、妹・楓の過去と関係していることを知り了承。
そして恋人のふりが始まって以来、同じ日が2度来ることはなかった。
しかし、新たな問題発生。古賀に告白しようとしていた先輩が逆恨みし、よからぬ噂を流し、古賀はハブられてしまうようになった。
そんな中、咲太がとった意外な行動とは!?
感想+etc
麻衣の懐はマリアナ海溝より深い
5話では麻衣の出番は少ないですが「いい人」っぷりがこれまでかってくらい描かれています。
まず話の始まりが「なぜ恋人のふりをすることにしたのか?」って問いを咲太に投げかけるところから始まります。(この時点で麻衣は咲太が訳もなく、「恋人のふり」をするような人間でないことを理解している)
この問いで麻衣は「強い」人なんだなってことが容易に分かることだと思います。普通、好きな男性が「恋人のふり」をするとか言い出したら、選択肢は2つですよね。周知のとおり、それは「キレる」か「別れる」です。それでも、「まずは理由を聞く」ってところが人間的にできているんだなっとそう感じました。
そして咲太が妹・楓の過去と今回のことをダブらせているって知って、麻衣が放った言葉「妹さんのことを持ち出されたら文句言えない」も、とても良かった。咲太がとった行動(恋人のフリをすること)を認めたうえで、ほんとはイヤだけど、咲太のことを思って言った一言だと思います。
そして別れ際、
麻衣「二人の恋人のふりが本気にならないといいけど」
咲太「僕は麻衣さん一筋です。」
麻衣「分かってないならいい。」
の会話から、麻衣が咲太の魅力を知っているからこそ、古賀が咲太を好きになってしまう不安と、そんな不安を持ちつつも、咲太を信じている(べた惚れなことをなのかな?)ことが読み取れて、ますます凄い人だなって感じました。
咲太・古賀が正反対すぎておもしろい
❶ 携帯
咲太:必要ない。携帯もスマホも持っていない。
古賀:携帯がなきゃ生きていけない。
❷ 学校
咲太:ひとりでも大丈夫。むしろ慣れたらひとりの方が楽かも。
古賀:学校でひとりでいるのは「恥ずかしい」。
❸考え方
咲太:世界中にひとりでも大事な人がいればいい。
古賀:世界中のみんなから好かれたい。(変化!?)
これだけ違いのあるふたりですが、古賀は咲太と一緒に時間を過ごすにつれて好きになっていきます。(ハブられたのに「明日」が来たのは、世界中のみんなから好かれたいって言っていた古賀の気持ちが徐々に変化してきたからでしょう。)
#6 君が選んだこの世界
milacle point (個人的に好きだった度合い) : 91/100
milacle review (無理やり一言でレビュー) : カッコいい終わり。3話・6話とひとつの小ストーリーの終わりにここまで感動させるのは凄い。
あらすじ
遂に恋人としての最後のデートが始まった咲太。
一見、お互いすんなり「恋人」としての関係が終わったように見えた。
しかし今度は最後のデートの日がループするようになってしまった。
すぐに古賀がまたサイコロを振り始めたと察した咲太であったが、古賀の気持ちを考え、どうしようかと模索する中、3回もループしてしまった。
そして4回目。咲太が出した答えとは!?
感想
時間がわたしたちを大人にする
Time is money とは良く言ったものですね。本当に時間の価値ははかり知りえない。
最初、学校でひとりになることを恐れていた古賀が咲太との時間を経て成長し、かなりの時間(3回のループ)+咲太の助言(自分に嘘をつくのはやめろ)など色々な要素はあったものの、自ら、過去の自分(ひとりになりたくなくて友達に合わせていた)を変えることを選択できた。
とても清々しい終わり方だった。
あと、古賀が6月27日(最初にループした日)に戻ったのはシナリオ的にすごい驚きがあって、本当に「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」はおもしろいなって。なりました。
ただこれだけ深い物語づくりなのに、古賀のループに咲太が巻き込まれた理由が「尻を蹴りあった結果」の量子もつれだってところのセンスが半端ないなって思いました。
MEMO
量子もつれ
離れた位置にある二つの粒子がなんの媒介も必要とせずに、瞬時に情報を共有して動く奇妙な現象。(双葉より)
なにはともあれ咲太がイケメンすぎる
双葉にブタ野郎とののしられる咲太ですが、放つ言葉がイケメン。
先輩と早く友達になりたいと言う古賀に対して、
「自分に嘘をつくことはやめろ」だったり
本音を言えた古賀に対して、
「よく頑張ったな。ほんと頑張った」
などほんと優しさの権化みたいな人ですね。凄い丁寧な性格だと思います。
一番すごいなって思ったセリフは5話になるんですけど、「嘘が終わったら友達になって」って言うところ。好きになってしまっている古賀を気遣っているし、古賀にとっては告白したとしても気まずくならない逃げ道にもなる。
兎にも角にも、咲太も人間的に尊敬できる素晴らしい人柄の持ち主だと改めて思いました。
まとめ
アニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の4~6話の感想やらを書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?3話が良すぎて期待値があがっていましたが、この4~6話も凄い面白かったです。
キャラひとりひとりの魅力が丁寧に描かれていて、見るたびに少し感じ方が変わりました。
このアニメはクライマックスへの持っていき方が、抜群によくて毎度毎度感動させらています。ありがとうございます。
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お読みいただきありがとうございました。
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